劇団ひとり
「さ、さ、さ、財布がない!!」
学校に行こうと玄関を出るときに、カバンの中にいつもあるはずの財布がないことに気付いた。
部屋の中を探しても見当たらない。ないないない!!
「そうだ!!昨日98円ショップで大量に買い込んだもんだから袋に詰め込んだとき(セルフサービスなんす)、財布ほったらかしにしたんや!!」
お店にむかい、財布の忘れ物がないか訊ねた。
「うちにはそのような忘れ物はなかったです。」
アミーゴーー(>∀<〃)!!!
クレジットカード2枚入ってるんすけど…
今頃犯人は私のカードで買い物してるに違いないと思った。
すぐさま家に帰りカードをとめてもらう。
2枚目のカードをとめてもらおうとして、本当に財布をなくしたと思いたくなくてもう一度を願いを込めてそれを探した。
がちょりーん(;゜Å゜;)!
さっきまで読んでた雑誌の下にそいつはいやがった…
黄色い出席カードをしっかりと手帳にはさみ、私は散らかった部屋をあとにした。
そして配られていたカードは灰色だった…